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しゃっくリイン


最近ツイッターやってると意味不明な電波を受信します。

これもそんな感じの小話。

何がしたかったかって赤くなって俯くアインスが書きたかったんだよね。

ではお暇な方は続きからどうぞー





 その騒ぎクロノが見つけたのは全くの偶然だった。騒ぎといってもたまたまアースラに来ていたリインフォースツヴァイが、クロノの目的地である自販機コーナーでいつものように何やら賑やかしくしていただけのことだったのだが。クロノが微妙な違和感を感じたのは、同席していた二人がいつもはそんな風に騒ぐツヴァイをたしなめる人間だったからである。
 一人ははやて、もう一人椅子に腰掛けているのはアインスだ。

 「あ、お疲れクロノ君。」
 「あー、クロノですー!」

 こちらに気がついた少女二人が振り返る。それとは対照に何やら気まずそうに顔をそらすアインス。礼儀正しい彼女らしからぬ行動に首をかしげる。

 「三人で集まってどうしたんだ?」
 「ちょうどえぇわ、クロノ君もちょう協力して。」
 「は?」
 「アインスが大変なんです!」
 「なんだどうしたんだ?」

 要領を得ないクロノはアインスへ視線を向ける。

 「クロノしゅヒック。」

 言いかけて何やら謎の鳴き声をだし、口元を抑えて顔を赤らめ俯く。今のをはじているのだろうが、その殺人的に可愛らしい仕草の横でツヴァイが悲鳴のように声を上げる。

 「あぁあ!もう87回目ですー!!」

 おそらくしゃっくりの回数なのだろう、なかなかに多い。

 「なるほど、しゃっくりが止まらないのか。」
 「そうなんよ。しかもなんや結構ひどいみたいでヒックヒックなるたんびに、キー打ち間違えたり、ホッチキスがずれたり。」
 「ヒック。」
 「88回ですー!」
 「それでここで休憩してたのはわかったが、それでツヴァイはなんでこんなに騒いでるんだ?」
 「知らないですか!?100回しゃっくりが続くと死んじゃうですー!」
 「…………あぁ。」

 言われて思い出したが確かにそんな都市伝説があったのを思い出す。もちろん医科学的根拠はないし、そんな回数ピッタリでどうこうなるはずもないのだが幼い融合騎はどうやら信じきっているようである。

 「ひっく。」
 「あーダメですアインス!びっくりしてくださいビックリしてください!!わー!わー!」
 「すまない、それでは驚けそうにないえっく。」
 「わぁーん!」
 「……はやて……。」
 「せやから協力してーな。」

 しゃっくりが止まらないアインスよりもツヴァイの方が大変になっている気もするが、さすがにここで仕事がまだあるからと踵をかえす訳にもいかない。

 「えーと、それじゃあ。まず息を止める。」
 「ん。……………………ンっく!」
 「横隔膜を押さえる。」
 「横隔膜ってどこや?」
 「胸とお腹の間くらいのところだ。」
 「セクハラやでクロノ君!」
 「違う!」
 「ぃっく。」
 「時間がないですー!」
 「後は、あー……炭酸を飲む。」
 「んー、ソーダでえぇかアインス?」
 「はい、ありがとぅく!―――ありがとうございます、我が主。」
 
 紙コップを受け取りこくこくと飲み干すアインス。しかし炭酸が苦手なのかコップの中身のヘリは遅い。
 その様子を三人で黙って見ていたが、ふと頭を過ぎったことをクロノが小さく呟く。なんというか両手でコップを包み頑張って飲んでる姿は歳ほどの仕草同様とても―――。

 「可愛いな。」
 「っぶぁ!」
 
 ほぼ同時に飲み干しかけていたソーダを吹き出すアインス。

 「うひゃ!く、クロノ君急に変なこと言ったらあかん!」
 「すまない、ちょっとボーとしてた。」
 「全然説明になってへんわ!寝ぼけとんのとちゃうか!?」
 「それはないだろう、二日ほど寝ていないし。」
 「寝ぼけとるより頭が動いてへんわ!大丈夫か、アインス?」
 「けほ、けほ……はい、我が主。」
 「ほ、しんこきゅーして。」
 「すーはー、すーはー。」
 「すまないアインス。」
 「い、いいいいえ!お気になさらないで下さいクロノ執務官!」
 
 真っ赤になりながら手をブンブンと振るアインス。
 そのやりとりを見ていたツヴァイがバンザイするように両手を挙げて叫んだ。

 「止まったです!」
 「え?」
 「え?」
 「あ、ほんまや。」
 「よかったですー!これでアインスは死なないですー!!」
 「あぁありがとう。ご迷惑をお掛けしました我が主、クロノ執務官。」
 「いや、止まって良かったよ。」
 「ほんまや。まぁかわええアインスが見れて私は眼福やったけどなー。」
 「か、からかわないでください主。」
 「あー、アインスが赤くなったです~。」
 「あははは。」
 「ハハハ―――ひっく。」
 「…………クロノ君?」
 「クロノ執務官?」
 「クロノ?」
 「……………………ぃっく。」


 彼女たちの戦いは終わらない。
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ジャンル : アニメ・コミック

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まとめ【しゃっくリイン】

最近ツイッターやってると意味不明な電波を受信します。これもそんな感じの小話。何がしたかったかって赤

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