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みみかきはやて


今回はタイトルどおりアインスでクロはや。
しゃっくりとか爪切りとかしたけど、基本へと帰るのだ。

設定は新妻はやてちゃん。脳内設定ではクロノは提督にはならず執務官として上にいってます。
そろそろちょっとはまじめな内容の話も考えようかなぁとか思いつつ、俺のよくわからない頭じゃ無理かなぁとか思ったり。どうせなら世に言う「シリアスな笑い」を作ってはみたい。

あ、友達から聞かれたんでついでに載せますがお題とか在れば下さい。いただければがんばって書きますので!でもえちぃのは無理だぜ☆

ではお暇な方は続きからどうぞー



 孤独に過ごした幼少期のせいか、普段しっかり自分を律し周りに示そうとしているせいか、彼女はスイッチが一度切れると相手にべったりと甘えてくるというまるで猫の様な習性を持っていることをクロノが知ったのは、彼女と付き合い始めてすぐの時だった。後から聞いた話では僕にはばれないようにそれまでがんばっていたらしいのだが、それも無駄な努力だったらしい。
ともかく、一度失敗したのだからとそれからは甘えることに躊躇は無くなり―――ついでに弄りに遠慮も無くなり―――結婚してからは休みが重なるたびに、絡み付いてくると表現できるほどベタベタと甘えてくるようにもなったのだ。むしろ今日のように朝食を終えてソファーに座るクロノの膝を枕にしてごろごろしているのはゆるい方ともいえる。

 「いやー、クロノ君の膝は適度に硬くてホンマ寝心地えぇなぁ。」
 「硬いのにか?」
 「せやね。柔らかすぎる枕やと私逆に落ちつかへんのよ。」
 「……あぁ、そういえば買う時にだいぶ時間掛けて選んでたな。」
 「あれも満足のいく商品やったけど、まぁ、クロノ枕~膝ver~には及ばへんね!」
 「別バージョンもあるのか…?」
 「腕、腹、胸、とクロノ君は枕になる才能に満ちとるんやで?」
 「その部分をもうちょっと魔法の才能に足してほしかったよ。」

 苦笑しながら寝たまま手を伸ばすはやてに、テーブルのお菓子をそっと寄せる。

 「ありがとー。」
 「あぁ、ほんと、部下達には見せられない光景だな。」
「愛しい旦那様だけが見れるキュート属性のはやてちゃんや。」
「何を言ってるんだ君は?」
「気にせんといてー。あっ、そやクロノ君。あれしてあれ。」
「あれ?」
「これや、んー!」

 再びテーブルに手を伸ばすはやて。今度はお菓子ではなく缶の中に立てたペンの束、の更に中に混ざった竹を一本。
白い毛がついた耳掻きである。以前クロノが電動式のそれなりの値段のする耳掻きを買ってきたことがあったがそれを見た瞬間にはやてが、

「そんなん使うような貧弱もんに育てた覚えはないでーーー!!」

 と、いつもどおり良くわからない彼女の曲線に触れ大揉めし、このシンプルなデザインのこれを置く事に決まったのだ。
 そんないざこざの末におかれた耳掻きを取り、そのままクロノへと受け渡す。

 「よろしくー。」
 「君な……。」
 「えぇやん、会議会議で疲れたはやてちゃんの耳を旦那様が癒すくらい。」
 「……まぁ、いやとは言わないが、そろそろ君も自分で自分の事を“ちゃん”と言える歳でもなくなってイタタタタ!脹脛を抓るな!」
 「なんやいらん言葉が聞こえた気がして栓をひねって閉じただけやよ。」
 「全く……。そういえばこの白いところはちゃんとした名前はあるんだろうか?」
 「あー、なんか適当に白いぽんぽんとか、羽のとことか言うてるけどちゃんとした名前って言われるとわからんなー。そんな事よりはよぉして。」
 「はいはい。」

と文句を言いながらもこりこりと耳の外から軽くこすり始めるクロノ。作業を始めれば彼は何に対しても妥協しないし、はやても口を閉じ大人しくしている。
しばしの静寂。
 かき出した汚れを、少し濡らした綿棒でとってしまおうとそれを彼女の耳にあてると、ピクッと冷たかったのか露骨に反応した。先ほどからの作業の途中でも何度か擦った所がくすぐったかったのか、身じろぎする時があった。
 ここでクロノの集中は途切れ代わりに悪戯心が首を上げる。
そっと耳掻きを、耳ではなくその裏の頭部の皮膚を擦る。というかくすぐる。

「ぃひゃ!な、なにしよるんクロノ君!?」

思わぬ刺激にはやてが当然抗議の声を上げ起き上がろうとするが、やさしい耳掻きの体制のままがっちりと彼女の頭部を絶妙な力加減でクロノは肘で押さえこむ。
続けて空いていた左手で耳の中央の隆起している部分を刺激する。

 「ふひゃ!?な、なになに!?」
 「ここが肝点というツボらしい、ストレスに聞くらしいぞ?」

右手の耳掻きで変わらずこちょこちょとこすりながら左手で次々とツボを刺激していく。
そして左手が耳たぶを刺激したところで、はやてがひと際反応した。

 「ほぇ!あぁああかん!そこはダメ!」
 「いやいや、ちゃんと全部きれいにしないと。」
 「あひ!見えへんけどはひゅ!ぜ絶対んン!今クロノ君悪い顔しとるやろひゃ!?」
 「心外な、僕は時空管理局の執務官だぞ。今日はオフだが。」
 「あかんやん!」

 襲い来る刺激とクロノの拘束から逃れようとで、身悶えるはやてだが、どうやっているのか肩から上は微動だにしない。
そんな彼女の反応を楽しみつつ、クロノは執拗に責め立てる。
外側だけを執拗に擦り、かと思えば反対側の白い毛でやさしく、触れるか触れないかといった力加減で焦らし、勤勉で人体の勉強も怠っていない頭脳を駆使し的確なツボを刺激していく。
そして、トドメに。

 「ふっ。」

とそよ風のように息を吹きかけた。
 ビクビクビクっと声にならない反応をするはやて。そこでようやく彼は彼女から手を離した。

 「はぁ、はぁ、はぁ……。」

もともとあったかい部屋着のセーターだったが、色々されて悶え上気した頬には赤みが差し、熱に浮かされた頭はまどろんでまるで今の今まで夢でも見ていたかのような気分だった。そして頭にかかっていた重さが無くなり、反射的に―――しかし本人が思っている倍以上遅く―――顔を上げようとしたが、そこでクロノが声を掛ける。

「ほら、はやて次だよ。」
「……?」
「耳掃除は左右両方しないと。」
「こんなん、はんたいもぉするん?」
「そうだよ。」
「ぃやぁ、こんなんみみかきとちゃぅ。」
「ダメだぞ、めんどくさがっちゃ。身だしなみは局員としてちゃんとしないと、ホラ。」

 ぼぅとしているはやての顔を自分側に向かせ、耳かきを構えてクロノは実に楽しそうに微笑んだ。

 「さぁ、耳掻きを続けよう。」







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テーマ : 二次創作小説(版権もの
ジャンル : アニメ・コミック

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なんでもない日記から漫画や小説の感想を載せています。
時たま二次制作も書いたりもしていますw( ̄▽ ̄)

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