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アインス小話


ホントは明日書き上げるつもりだったけど、さるお方の可愛すぎるアインスを見てしまったので勢いのまま書き上げてしまったよ。
今日はタイトル通りアインスの小話が3つ。いつもどおり中身は無い(笑)
おかしいなぁ、最近はやてちゃんよりこのブログで出番増えてないか?( ̄∇ ̄;)


とりあえずやりたかったのは

・混乱してテンパるアインス
・涙目でギュっとなるアインス
・指をくわえてジト目で睨むアインス

この三つでした。

ではではお暇な方は続きからどうぞー。




【トマト】



 「野菜売り場はここ、か。」

 色とりどりの緑黄色野菜が並ぶ一角に、銀髪の女性が立つ。

 「ゴメンなアインス。もう鍋に火入れてもうて私は手が離せへんからちょお買い忘れて知ったんけどサラダ用のトマトを買うて来てほしいんよ。」

 愛おしい主が初めて食に関して自分を頼ってくれたのだ。

 「この任、この身を賭して!」

 しかし、意気込んで目的の赤い野菜のコーナーへとたどり着いたアインスは、その光景に愕然とした。

 「と、トマトがいっぱい……!?」

 その目に飛び込んできたのは赤、赤、所々黄色や緑、そして赤。

 「大玉とミニは分かるがフルーツに塩?トマトなのに桃太郎とはどういうことなのだ!?こ、この緑色のもトマトなのか……!?」

 丁寧に種類と産地が書かれた値札を見渡しながら、しかしどれがサラダ用なのか―――そもそもそれ専用な物などないので当然のことではあるが―――分からず余計に彼女は困惑する。

 「どれだ……どれが主の求めるものなのだ……?」

 ジーンズにセーターを来た外人っぽい目麗しい美人が、不審者も引くほどに不審にトマトの棚の前でうろたえる。
結局、事態が収まったのはいつまでも帰ってこない彼女を探しにシグナムが到着してからのこととなった。






【ホラー映画】

 「ただいま。」
 「うぉお!?」
 「うきゃあああ!」
 「な、なんだ?」

 シグナムが帰宅してリビングのドアを開けると同時に悲鳴が上がる。見ればツヴァイにヴィータが恨めしげにこちらを睨んでいる。

 「脅かすなよシグナム!」
 「何の話だいきなり。」
 「狙ってたです!ぜぇーったい!今の狙ってたですぅ!」
 「だから何の話だ!?」
 「映画を見ていたのだ。」

 混んがらがってきたシグナムの問いに答えたのはドアの脇に伏せていたザフィーラだった。いつものように興味なさそうに寝そべったまま彼は続ける。

 「ちょうど怪物が飛び出てきたところでお前が帰ってきたんだ。」
 「あぁ、なるほど。」

 納得して再びソファーに座るメンツを見る。文句を言っていた二人ももう既に意識はテレビに戻り、はやてとアインスも無言で魅入っていた。はやてに抱きかかえられているナハト一人だけが髪を蛇にして「なー!なー!」と騒いでいた。どうやら映画の怪物が自分と同じように頭が変化するようでそれを喜んでいるらしい。

 「しかし、珍しいな。あぁいう映画を見ているのは。」
 「高町がテスタロッサに貸して、それを主が借りてきたらしい。」

 借りる時にハラオウン家で見ていて途中からガクガクしながらクロノにしがみついていたという話も一緒に回ってきていたのだが、そこは彼の優しさでシグナムには伏せておいた。

 「というか、アレは大丈夫なのか?」
 「む?」

 コートを脱ぎながらシグナムが指差す。
はやては実に楽しそうに見ているのだが、よくよく見てみればアインスは悲鳴をこらえてクッションをギュッと抱きかかえちょっと涙目になっている。傍目に見ても無理していた。
 無言で二人で目を合わせ、ややあってシグナムはまぁいいかと着替えに部屋へ上がっていく。その背中を見送り、再びテレビの前の一団を眺めながら、なんとなくこのあとの展開を予想しながらザフィーラはまぶたを閉じた。
 そして数時間後。

 「ザフィーラ……起きている…………か?」

 皆が寝静まった夜更け。音を立てないようにソロソロとソファーで眠っていたザフィーラのそばへと近づく。
どうしたのか、とは問わない。なにせこれで三度目だ。

 「その……また、邪魔をする……。」
 「好きにしろ。」
 「すまない。」

 言って、寝そべるザフィーラを枕にするようにして横になる。
しばらくして心地よさそうな寝息が聞こえてきて、静かに溜息をついてからザフィーラは再び眠りについた。
 怖くて眠れなくなるなら、観なければ良いだろう、と。






 【お酒の席】

 「「「「乾杯。」」」」

 八神家の大人の時間。シグナム、ザフィーラ、シャマル、アインスの四人でグラスを鳴らす。
大皿に並べられた焼き鳥をメインのつまみに酒を飲む。

 「はやてちゃん達今頃ゲームでもしてる頃かしら?」
 「だろうな。ヴィータの奴が新しいゲームを今日持って行っているはずだ。」
 「何だまた買ったのかあいつは。」
 「あぁ、みんなでできるものをと、ツヴァイと選んでいたよ。あ、将つごう。」
 「すまない。」

 白い雪のようでしなやかな手で徳利を持ちシグナムのお猪口へ透明な酒を注ぐ。その姿をほぅとため息をつきながらシャマルは眺めていた。

 「アインスのそういう姿色っぽわよねぇ。」
 「な、何を言ううんだいきなり。」
 「こんなお嫁さんが欲しいわぁ。」
 「な!何を言っているんだいきなり!?」
 
 またシャマルが訳の分からないことを言い出したぞとシグナムとザフィーラは我関せずと黙ってスルメをかじる。

 「アインスってどんなコスプレしても似合いそうよねー。裸エプロンとか裸Yシャツとか裸ニーソとか。」
 「着てないじゃないか!?」
 「需要はあると思うの!」
 「供給できない!」
 「えー?」
 「なんで不満そうなんだ……あ、将!?」
 「うぉ、ど、どうした急に……?」
 
 唐突に矛先を向けられ思わずビクつくシグナム。アインスはそんな彼女を指をくわえて少し涙目になりながら恨めしそうに見つめる。

 「………………食べた。」
 「は?」
 「将が……ぼんじり……最後の一本……楽しみにしてたのに…………食べた。」
 「いや、お前な……。」
 「将が食べたー。」
 「えぇい鬱陶しい!」
 「ヒッ……!ご、ごめん怒らないで、でも食べたかったうぇえん……!」
 「ほんっっっとに泣き上戸だなお前は!というかもうそんなに酔ったのか!?」
 「あははははは!」
 「シャマルも笑うな鬱陶しい!」

 シグナムに寄りかかっておいおい泣き出したアインスを―――下手なりに―――慰めながらシャマルを小突く。
 そんないつもどおりの展開をザフィーラは静かにスルメを噛みながら眺めるのであった。





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テーマ : 魔法少女リリカルなのは
ジャンル : アニメ・コミック

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