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ゲーム(アインス編)


久しぶりに小話。
なんだか最近各スピードが落ちたというか、なんか乗れないうにょん。

てなこといってたら、1000字ぐらいでポコポコ短い話を書くといいよっていうアドバイスを受けたので実行してみる。
明日はジャンル変えてガクトゥーンでいこう。


というわけで、お暇な方は続きからどうぞー




 数百年縛られた呪いから解き放たれ新たな生を得たリインフォースアインスは、かつての守護騎士達と同様、新たに生きることとなったこの土地の様々な未知の文化に驚き感心していた。
 特に彼女が驚いたのは娯楽の多様性である。
 はやての趣味である書物をはじめテレビや行楽にスポーツ、食べ物に至ってはかつての戦場広がる世界では想像にすら無かった物がまさに山ほどだ。そもそもの機能ゆえかもっぱら彼女の興味は読書に向いているが最近になってもう一つ、はやてやヴィータの影響ではまり込み始めたものがある。

 「あ……ぅ……ハッ!」
 「甘い、甘いでー。」

 リインが小さな悲鳴とも呻き声ともつかない声は発しながら身を捩りわずかばかりの抵抗を示すも、はやてにしてみれば虫が手足をばたつかせてるも同様だった。

 「これで―――とどめやね。」
 「あ、ァ、あぁ―――!!」

 今度こそ悲鳴を上げ、力なく項垂れるリイン。

 「また私の勝ちやね。」

 満足げにテレビの画面の『1P WIN』の文字を眺めるはやて。主と鉄騎が楽しげに遊んでいたテレビゲームを初めてはや1ヶ月と少々。未だこの少女にはどんなジャンルでも勝利しえていない。

 「主ぃ……。」
 「そんな顔してもゲームで手加減はしてあげへんよー?そんなことしてもおもんないし、リインの上達に繋がらんしなぁ。」
 「でも、主はどのゲームでもお強いので。」
 「あはは、そら一人でずっと遊んでたからなぁ。独り遊びの時間の長さには年季入っとるで!」
 「主、その、あんまり笑えません……。」

 苦笑いとも憐憫の眼差しともとれる微妙な表情で主を見るリイン。そんな彼女らの後ろでシグナムとヴィータが笑う。

 「っていうか、アクション系リインはむしろ苦手じゃん。あたしでもはやてに負け越しなのに勝てるわけないじゃん。」
 「全くだ、傍から見てても技量の差が一目瞭然だったぞ。」

 その言葉に、彼女にしては珍しく「ムッ。」と僅かに眉をひそめる。
 ヴィータはまだいい。事実彼女はこの家で主の次にうまく何度も負けているし教えてももらっている。だが、だがしかしだ。その隣で足を組みコーヒーをすすっている烈火の将の腕前はそう自分と変わらないはずではないか。

 「うん?なんだ、何か言いたそうだな?」
 「……将だって私とそんなに変わらないじゃないか。」
 「(珍しいなぁリインが拗ねとる。)」
 「(ホントだ。)」
 「……ハッ。そう勝手に思っているのはいいが、私はお前と違って器用だからな。もう大分上達したよ。」
 「(あ、ワザと煽ってる。)」
 「それは暗に私が不器用だと言っているのか……?」
 「(あ、のっかった。)」
 「ほぅ。そう聞こえたのならそうなんじゃないか?」

 ニヤニヤと不敵に笑うシグナムと「うぅ~。」とジト目で睨むアインス。そんな珍しい二人をしばらく満足そうに眺めてはやてはソフトを入れ替えながら二人の仲裁に入った。

 「まぁまぁ二人共。そない言ううんやったら実際に勝負してみればええやん。」
 「勝負、ですか?」
 「それはもちろん望むところではありますが。」
 「なら決まりやねー。勝負は、これや!」

 本体の起動音と共に表示されたのはメジャーなパズルゲームだった。ゲームの腕前を比べるのにふさわしいかどうか正直微妙なところだが主に言われては是非もない。
 二人ならんでコントローラーを握りゲームをスタートする。
順調に落ちてくるブロックを丁寧に消していくリイン。対して規則的に積み上げていくシグナム。

 「…………あ!」

 シグナム側で積み上げた複数のブロックを一気に消し、大量の妨害ブロックが降り注ぐ。

 「フフン。」

 得意げに鼻を鳴らすシグナム。しかし、すかさず丁寧に消していくリイン。二分割された画面は再びほぼ空になる。
同じように消し続けるリイン。溜め込んで一気に消すシグナム。勝負は一進一退どちらも引かず。そして。

 「ただいま~―――あら?」

 夜勤が終わりシャマルが見たのは、ソファーで眠るはやてとヴィータ。そして未だ勝負のつかない二人の背中であった。




 
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テーマ : 二次創作小説(版権もの
ジャンル : アニメ・コミック

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なんでもない日記から漫画や小説の感想を載せています。
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