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幼リイン&シグナム


ちょっと前に思いついたネタ。
ホントはもうちょっとというかゴールデンウィーク前には載せる予定だったんだけど

GWは仕事しながら腹痛でのたうちまわってました(笑)

いやホントこんなに腹が痛いってなったの久しぶりで焦った焦った;
火曜日に医者行ったらどうやら胃潰瘍のようで今度の火曜日に確認の胃カメラ。まぁ、薬もらってだいぶ楽にはなったんですけどね。
みんな、お医者さんにはおやめにね!


そんなこんなあって(?)続きからになります。
お暇な方はどうぞー




 「なぁなぁクロノくーん。これ見て、カエルみたいな顔でおもろい!」
 「そうか。」
 「あ、こっちにはなんかユーノ君みたいなのがあるよー。」
 「……なぁはやて?」
 「なにー?」
 「今僕たちが何をしているか分かっているか?」
 「んー、倉庫のお掃除やねぇ。」
 「そうだな。それはわかってたか。じゃあ、当然これが君がまた訓練室を壊したペナルティということはわかっているな?」
 「そやね。」
 「普通に答えたな君は!分かってるなら手を動かすんだ!」
 「はーい。」
 「全く……。」
 「……………………なぁクロノ君?」
 「はやて、君なぁ……。」
 「なんかこれ動いてない?」
 「え?」
 「うわっ、ちょ、これなんや光って―――!」
 「はやて!?」




―◇―◆―◇―



 「っくぁ……。」

 強烈な閃光から視力がようやく回復する。咄嗟に騎士甲冑を展開したおかげか、見るに体に怪我も無いようでひとまずは安堵する。するが、しかし。

 「ここどこやろ?」

 明らかに、今の今までいた倉庫ではなかった。間違いようはないなにせ周りは木々がまばらに生える見るからに山の中といった景色だ。屋内ですらない。

 「空間転移系のロストロギアだったんやろか……?」

 多分、そうだろう。はやては自分の出した仮説に一人頷く。そもそもいくら執務官であるクロノが一緒とは言え、重要度の高いつまりは危険、希少な能力があるロストロギアの保管場所の整理など罰で任されるわけがないのだ。つまり、実害はなくとも能力はある雑品のような物の一つだったのだろう。

 「―――誰!?」

 思案している途中で茂みから何かが動く音がし、咄嗟に構える。杖を握る手に力が入るがその人物は拍子抜けするほどに簡単に出てきた。

 「へ?ツ、ツヴァイ?」

 ひょこりと出てきたのは、自分よりも頭ひとつ小さい銀髪。しかし、よく見ればその瞳は紅い。まるで、あの雪の日に消えた彼女のように。

 「リインフォース…………。」
 「はい?お姉さんは誰ですか?」

 首を可愛らしくかしげる小さなリインフォース。その後ろから、今度は勢いよく同じぐらいの人影が飛び出した。

 「下がるのだ、リイン!怪しい奴だ!」
 「ぶっ!」

 その姿をちゃんと認識した瞬間思わず吹き出した。
 シグナムだ。身長もポニーテールも魔人と称されたおっぱいも小さくなったシグナムだ。
 否。リインもそうだがこれは小さいというより、幼い。そう、見たことなど一度もないしそれがあったのかすらわからないが、これは子供の頃の二人というかとか。

 「(ちゅうかもしかしてあれか?空間転移じゃなくて平行世界とかいうやつか?うわーどないしよ…………まぁ、クロノ君が何とかしてくれるかぁ。)」

 闇の書の初起動時の時のような割り切りの速さで状況を受け入れ、どうにもならないと結論づけてここにはいないクロノに彼の知らぬところで丸投げする。
 と、その考え込んで沈黙していたのを余計に怪しく感じ取ったのか、小さいシグナムは手にした木の棒をレヴァンティンを振るうようにはやてに斬りかかる。

 「くらえ!えくすかりばー!」
 「あっ、それあかん。」

 王様と被ってる、とはやてがつっこむよりも速く、木の棒が彼女の体に届く。幼いながらも流石の速度である。だが。

 「「「あ―――。」」」

 三人の声が重なる。
 いかな剣筋でもはやてが今まとっているのは騎士“甲冑”。布のように見えるそれは木による攻撃などでは凹みもせず、逆にその先端が衝撃で折れてぽーんととばしてしまうような防御魔法なのである。

 「ま、まだだ!えくすかりばーは折れようともその威力は変わらないのだ!」

 叫ぶように声を上げ再び振り上げるシグナム。しかし、残念ながら威力が変わらないのであれば結果も変わらないのである。
 再び先端が折れるえくすかりばー。

 「ま、負けない!えくすかりばーは負けない!」

 ヒュン。ポキ。

 「この命ある限り、挫けることは―――。」

 ヒュン。ポキ。

 「ぐぬぬぬ!あ、諦めないもん……!」

 ヒュン。ポキ。

 「…………ひっく……うぅぅ……!」
 「し、シグナムもうやめよーよ?」
 「えーと、なんやごめんなぁ。」

 アイス棒ぐらいになってしまったえくすかりばーを握りしめて大きな瞳に涙を浮かべだしたシグナムをリインとはやてが慌てて慰める。

 「あんな、私は別に怪しいもんとちゃうんよ?」
 「ぐす……うそだ、だってそんな変な格好して変な喋り方で……。」
 「ちょ、私のキャラ全否定やん!」
 「じゃあ、お姉さんは誰なんですか?」

 最初と同じ問をリインに投げかけられ、数秒何と答えたものかと考えた後、はやては優しく微笑みながら答えを口にした。

 「お姉ちゃんはな、魔法少女なんよ。」
 「やっぱり怪しい奴だー!」
 「なんでやねん!」
 「魔法少女なんていないんだぞ!」
 「え!?」

 シグナムの否定の声に驚いたのは、隣にいたリインの方だった。

 「魔法ってないの……?」

 サンタクロースの存在を確かめるように問いかけるリインに、まずいことを言ったとワタワタと慌てるシグナム。
 そんな二人を見て、はやては先ほどと同じよう優しく微笑んだ。

 「魔法はね、ちゃーんとあるんよ?」

 きょとんとする二人。
 徐々に浮き上がっていくはやて。

 「わぁ!」
 「え?え?えぇー!?」

 はやてが木々の高さを超え始めたあたりでようやく状況を理解した二人が動き出す。
 リインは両手を広げてはしゃぎ。
 シグナムは口を開けて目を白黒させている。

 「よっしゃ、よう見ときいよ!」

 二人のリアクションに気をよくしたはやては、その歓声に応えるよう一気に大空へと舞い上がった。



―◇―◆―◇―



 それからははやてのオンステージだった。
飛行魔法から射撃魔法を応用しての花火などを出した時など、テンションが上がりすぎてリインははやてに跳んで抱きついてきたほどだ。
そうやって遊んでいた時、突然はやてのものでない魔法陣が中へ現れる。同時に届く簡易メッセージ。

 『そのゲートに飛び込め。クロノ。』

 もうちょっと書きようがあるのではないかと思うが、彼にそういった機微はわからないのだろうな、苦笑しつつ、はやては二人の方へ振り返った。

 「ごめんなー。お姉ちゃんもう帰らなあかんわ。」
 「「えーーー!」」

 引きとめようとする二つの視線に申し訳なさそうに笑顔を向けながら、徐々にゲートらしい魔法陣に踏み込んでいく。

 「ほんなら、またね二人共。いい子にしとったらまた会いに来るさかい。」
 「ほんとに?」

 そう言ってくるリイン。無論後ろ髪は惹かれている。二度と会えないと思っていた彼女に別世界の人物ながら会えたのだから。しかし、はやてはそのまま歩を進め魔法陣へと入っていく。

 「ホントやで。」
 「じゃあいい子にしてる!」
 「わ、私も!」
 「そうかぁ。」

 そう答える二人に満足げに頷いて。

 「それじゃあ、またなぁ二人共。」

 はやては再び光の中に身を投じた。



―◇―◆―◇―



 「いやー、ほんまびっくりしたわ。」
 「驚いたのはこっちだよ。……まぁ、怪我も後遺症もなくてよかったが。」
 「うん。これもクロノ君のおかげやね!ありがとぉ。」
 「べ、別に例なんかいう必要ないだろ。そもそも僕も一緒にいたんだしな!」
 「…………なぁなぁ、ところでクロノ君?」
 「なんだ?」
 「クロノ君、誰かとの子供欲しいとか思ったことある?」
 「ぶっ!な、何を言い出すんだ君は!?」
 「んーいやなんとなく。」
 「な、なんとなくで君みたいな女の子がそんなこと言ううな!」
 「アハハ、クロノ君こふーやなぁ。」
 「何とでもいえ。」
 「―――うん、そうやね。私が勝手に頑張るよ。」
 「は?何をだ?」
 「なんでもなですー。」





 

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なんでもない日記から漫画や小説の感想を載せています。
時たま二次制作も書いたりもしていますw( ̄▽ ̄)

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