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ポッキーの日


ポッキーの日ということで毎年恒例のネタ。
前半がクロはや(りりなの)で後半がダグギュス(ガクトゥーン)です。
もうちょっと他にも書きたかったけど0時までに間に合わなかったから今日はこの二本なの_(:3 」∠)_


ではお暇な方は続きからどうぞー




【クロノとはやての場合(リリカルなのは)】

 「クロノくーん!ポッキーゲームやろー?」
 「あぁ、いいとも。」
 「あ、嫌がってもダメやで!今日は11月11日やから拒否権は―――え?」
 「だからやってもいいと言っているんだ。したいんだろ?」 

 不意打ちを狙って飛び込んだはやては、いつもと違って物分りの良いクロノの対応に出鼻をくじかれ、キョトンとした表情で彼を見つめた。
 クロノの計算通りである。
 彼とていつまでもこの地球の、日本の風習を言われて教わるだけではない。こうして予習してはやての攻撃を予測することなどそれこそむしろ得意分野だといえよう。
彼女がこういった予想外の対応をされると弱いのも折込済みだ。

 「ほな、えっと、お願いします。」
 「………………え?」

 ここでクロノの予想ではペースを崩したはやてが逃げ帰るはずだったのだが、気づけばはやてはおずおずとポッキーを咥え、ほのかに頬を赤く染め、目を瞑りながらまるでキスをねだるようにつき出してきている。

 「っぐ……。」

 ハッタリとは言え引き受けた以上今更逃げられない状況を理解し、多少たじろぎながらも一度は優位にたったが故にかめずらしく強気に勝負にクロノは出る。しかしそれでも目は閉じてであるが。
 ポリポリ。
 ぽりぽり。
 急に静まり返った部屋の中で、両端から齧られていく音だけが響く。否、クロノとはやてはその音に加えてそれぞれの心音が内側で唸り声を上げるエンジンの様に響き渡っていた。
 ぽりぽり。
 ポリポリ。
 ぽりぽりぽりぽり。
 ポリポリポリポリ。

 「…………んん!?」

 なんとなく。音だけが響く状況に耐え切れず、クロノが目を開くと、彼女もちょうどあけたのかずっと見ていたのか、はやての瞳とバッチリ目があった。
どちらもがその不意打ちに驚き、そこでどちらかが口をはなせばいいものを、驚いた勢いで思わず動こうとしてバランスを崩し、クロノがはやてに覆いかぶさるように倒れ込んだ。

 「だ、大丈夫か?」
 「うん……でも折れてもうたな……。」
 「あ、あぁ……。」
 「これは、ノーカンやから……もう一回しよか?」
 「……え?」

 時刻は未だ17時。
 11月11日もポッキーの箱の中身も、まだまだ終わりというには大量に残っているのであった。
 





【ダグラスとオーギュスティーヌの場合(黄雷のガクトゥーン)】



 きっかけは些細な愚痴のようなことを漏らしたことだ。いつものようにオーギュスがダグラスの事を、馬鹿だの手際が悪いだの馬鹿だの作戦を考える事も考えろだのといつも通りの罵りをしている中での一言。

 「大体君はそもそも勝負事に弱いよね。」

 流石に戦いに身を置く人間であるダグラスもこの言葉にはむっと来たらしく、そこからは珍しくも売り言葉買い言葉の口論が白熱し。

 「(それでどうしてこうなった!?)」

 今二人はその顔を20cm程の距離に付き合わせていた。
 間にあるのは棒状の菓子。その両端を互いに咥え合っている状態である。

 「ひくほ?」
 「あぁ。」

 そうして同時にゆっくりと食べ始める。
 ではゲームで勝負しようと提案したのはオーギュの方だった。ちょうどこの季節に流行るゲームで同時に両端から食べ始めより多く食べたほうが勝ち、という内容であり勢いで受けたダグラスだったが、お互いに咥えたところで予想以上の恥ずかしさを感じたが、始まった以上勝負を逃げる訳にはいかない。

 「はむ……むぐ……。」
 「………………。」

 ゆっくりと食べ進めていき徐々に近づく距離、間合いの測りには自信のあるダグラスは目視で―――しかし彼女の目は見ないようにして―――ちょうどお互い同じぐらいのペースかと見当をつけた、その瞬間。

 「むぐ!」
 「っ!?」

 一気に間合いを詰め、中央を通り過ぎオーギュスの唇がダグラスのそれに押し付けられ、素早く彼女の舌が彼の口に侵入しまさぐる様に動き回る。

 「ん……んぐ、んあ。」
 「っく……なんのつもりだ!?」
 「んー?いやいや、これが必勝法なんだよね。」
 「なんだと?」
 「君の口の中にあった分も食べたんだから、確実に僕の方が多く食べただろう?」

 そう言って、ぺろりと可愛らしく舌を出す彼女の言葉に、ダグラスはただただポカンと文句を言いたくも何も言葉が出ずに立ち尽くすのであった。




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